ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
目に映るものすべてを 消したくなる
この頭痛 を どれだけ暴れたって
痛みが薄れるわけではないのに
蜃気楼が 手の上で踊る
金切り声が奥歯を 貫 く
睡眠不足のせいじゃない体がだるいのは
やる気が無いからちがう 足りないから
なにもかも この頭痛が
気が狂う 気が狂うあぁ景色がゆがむ
いっそこの目をくりぬけば
少しは収まるか なんて医者がくれる錠剤は
毒の塊のようにしか思えなくて
車を飛ばす いつもの場所へ
ごまかすようにでもタバコをすって
ハンドルを千切れそうににぎって
痛みをこらえる
。
脳がミシミシと音を立てるたびに
アクセルを強く踏む
景色がゆがむ
いっそ意識ごと飛ばしてくれればいいのに
これじゃ生殺しどうせなら
もっと痛みをよこせ。